8月8日はリユースの日
循環型社会への第一歩 – 8月8日はリユースの日です!
こんにちは、斎藤英次商店マーケティングチームです。
皆さんは毎年8月8日が「リユースの日」として制定されていることをご存じですか。
私たちの身のまわりには、まだ使えるのに「不要」とされ、日々処分されていくモノが数多くあります。そんな中、近年注目を集めているのが「リユース」という考え方です。
モノを一度使って終わりではなく、繰り返し使うこと、それは廃棄物を減らし、環境への負荷を軽減するだけでなく、持続可能な暮らし方や新たな価値観にもつながります。
こうしたリユースの概念を社会全体で見直すきっかけとなるのが、8月8日「リユースの日」なのです。
「8月8日」がリユースの日に選ばれた背景には、数字「8」が持つ【かたち】に意味があります。
数字の「8」は、上から下まで丸く閉じた輪が上下に連なっており、その姿は「循環」「再生」「つながり」を象徴しているとされています。さらに、「8」を横に倒すと数学で「無限大(∞)」の記号になります。これはまさに「限りある資源を無限につなげる」「モノの命をできるだけ長く保つ」というリユースの精神そのものを表しています。
また、数字が2つ並ぶ「8月8日」は、「繰り返し」「再使用」のイメージをより強く印象づけることができます。覚えやすく、視覚的にも意味を持つこの日が、リユース推進の記念日としてふさわしいとされ日本リユース業協会によって制定されました。
リユースの日の制定には、日本における「使い捨て文化」や「大量生産・大量消費」社会への懸念が深く関係しています。
日本は世界でもトップクラスのゴミ焼却国であり、多くのモノが使い切られないまま廃棄されています。衣類、家具、家電、玩具、書籍。これらの中には、まだまだ誰かにとって役立つ可能性があるものも少なくありません。
そんな中、「モノを捨てずに活かす」という発想が改めて注目されるようになり、リユースの文化を社会全体に根付かせようとする動きが生まれました。
8月8日「リユースの日」は、モノの価値を見直し、私たち一人ひとりが循環型社会の一員であることを意識する日として制定されたのです。
覚えやすい「8月8日」という日に「リユース」への意識を高め、企業・自治体・家庭それぞれがアクションを起こすきっかけになることが期待されています。
1.モノの命を延ばす文化の推進
モノを大切にし、手放す際も「捨てる」ではなく「譲る」「売る」「交換する」などの選択肢を考える文化を広めます。
2.環境負荷の軽減
リユースにより焼却や埋立処分を減らし、CO₂排出量の削減や資源消費の抑制に貢献します。
3.地域経済・コミュニティの活性化
リユース品の循環は、経済的な負担を減らすだけでなく、人と人とのつながりも生み出します。
このように「リユースの日」は単なる記念日ではなく、私たちの生活や社会の在り方を見直すための【行動の起点】となる重要な日です。
よく「リサイクル(Recycle)」「リデュース(Reduce)」という言葉と並べて使われる「リユース(Reuse)」ですが、それぞれには明確な違いがあります。
リサイクル
一度使ったものを資源に戻して再利用すること。例)古紙を再生紙にする。ペットボトルから服を作る
リデュース
ゴミの発生自体を減らすこと。例)マイバッグ・マイボトルの利用
リユース
一度使ったものを繰り返し使うこと。例)フリマ、古本、瓶の再使用
「リユース」は、まだ使えるモノを【そのままの形】で再利用する行為です。つまり「壊す」「加工する」前に【繰り返し使う】ことが最大の目的なのです。
以下のデータをご覧ください。
・日本の年間ゴミ排出量:約4,000万トン(環境省 令和4年度)
・家電の廃棄処分量:約650万台(リサイクル対象機器のみ)
・衣類の廃棄量:約100万トン(そのうち95%以上が焼却・埋立)
これだけの廃棄物が、まだ使える状態で捨てられているケースも少なくありません。
一方で、フリマアプリやリユースショップの市場規模は年々拡大しており、2023年には約3兆円を突破しました。モノを「捨てる」のではなく、「使い続ける」「譲る」「交換する」などの動きが市民レベルでも広がっているのです。
「リユースの日」を機に、あなたも日常の中にリユースを取り入れてみませんか?
以下に、誰でも気軽に始められるリユース習慣をご紹介します。
1. フリマアプリを活用しよう
使わなくなった服や本をメルカリなどに出品して、他の人に再利用してもらいましょう。
2. リユースショップへ持ち込み
リサイクルショップ(ハードオフ、セカンドストリートなど)では、服、家具、楽器、家電など幅広いジャンルが買取・再販売されています。
3. 家庭内で【お下がり】文化を復活
お子様の服や学用品などは、きょうだいや親戚、友人間で回すのも立派なリユースです。
4. 繰り返し使える製品の選択
シャンプーや洗剤などのボトルを詰め替えで何度も使ったりするのもリユース貢献のひとつです。
5. 斎藤英次商店へ相談
当社ではリユース品の回収もしております。下記をご覧ください。
▶ 衣類リユースについて
▶ リサイクルステーション古紙ゆたか
▶ リユース動画1
▶ リユース動画2
▶ サステナ・オン・ザ・ピッチ
リユースは社会全体のサステナビリティおよびサーキュラーエコノミーに直結しています。
・廃棄物の削減によるコスト削減
・地域経済の活性化(リユース市場の成長)
・資源循環による持続可能性
私たち一人ひとりの【ちょっとした選択】が、いずれ社会的インパクトを生み出すかもしれません。
8月8日、家の中を少し見渡してみてください。捨てようとしていたモノが、誰かにとって必要な宝物になる可能性だってあるのです。
循環型社会を実現する小さなアクション、今日からできるリユースを、ぜひ始めてみてください。
VISION2046
Zero Waste 廃棄物のない社会を目指して
私たちは、世界規模の資源循環をにないます。
そのために、誰でも簡単に楽しくリサイクルできるようにします。
Zero Carbon 温室効果ガスを排出しない社会を目指して
私たちは、脱炭素型の資源循環ビジネスモデルを創造します。
そのために、デジタル技術や再生可能エネルギーを活用します。