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斎藤英次商店本社

工場でリチウムイオン電池が発火したら?製造現場で考えたい火災リスクと対策

工場でのリチウムイオン電池火災に備えるには?

製造工場では、電動工具やハンディ端末、コードレス機器など、リチウムイオン電池を搭載したさまざまな機器が使用されています。
 
こうした機器は、電源コードを必要とせず作業できるなど利便性が高い一方、搭載されているリチウムイオン電池が火災の原因となる可能性があります。
 
例えば、作業中に電動工具やバッテリーを落としてしまった。その後も問題なく動いているから、そのまま使い続けている。
 
このようなケースでも、外部からの強い衝撃によって電池内部が損傷し、発熱・発煙・発火につながる可能性があります。消防庁も、リチウムイオン電池は強い衝撃や圧力、水濡れなどによって発熱・発火することがあると注意を呼びかけています。
 
では、工場で使用しているバッテリーに異常が発生した場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
 
この記事では、製造現場で考えておきたいリチウムイオン電池の火災リスクと、使用・充電・保管時の備えについて解説します。
 
▶ モバイルバッテリー火災に対応した消火器具の詳細はこちら
 
 
 

工場内にはさまざまなリチウムイオン電池がある


リチウムイオン電池というと、スマートフォンやモバイルバッテリーをイメージする方も多いかもしれません。
 
しかし、製造現場で使用される機器にもリチウムイオン電池は使われています。
 
代表的なのが、ドリルやインパクトドライバーなどの充電式電動工具です。
 
そのほかにも、工場によってはハンディターミナル、タブレット、トランシーバー、コードレス機器など、さまざまな充電式機器が使用されています。
 
つまり、リチウムイオン電池そのものを製造・加工していない工場でも、日々の業務の中でリチウムイオン電池を使用している可能性があります。
 
まずは、
 
「工場内でどのようなLiB搭載機器を使っているか」
「バッテリーをどこで充電しているか」
「予備バッテリーをどこで保管しているか」
 
を確認するところから始めます。
 
 
 

工場で注意したい「落下・衝撃」によるバッテリーの損傷

製造現場で特に考えておきたいのが、作業中の落下や衝撃です。
 
消防庁は、リチウムイオン電池について、強い衝撃や圧力によって電池内部が損傷する可能性があるため、製品を落としたり踏んだりしないよう注意を呼びかけています。
 
NITE(製品評価技術基盤機構)も、外部から衝撃が加わってリチウムイオン電池がへこむなどすると、内部でショートが発生し、発煙・発火につながることがあるとしています。
 
工場では、作業中に工具を落としたり、バッテリーをぶつけたりすることも考えられます。
 
問題は、「落とした後も動いているから大丈夫」とは限らないことです。
 
外見上は大きな異常がなくても、強い衝撃を受けたバッテリーについては、その後の状態に注意する必要があります。
 
※リチウムイオン電池の熱暴走や消火方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 「リチウムイオン電池火災の消火方法に新たな選択肢が登場。消火器具『LionEX(ライオネックス)』とは?」

 
 
 

使用中だけでなく「充電中」「保管中」にも注意

リチウムイオン電池の火災リスクを考える際は、作業中だけを見ればよいわけではありません。
 
工場では、
 
使用する
↓
充電する
↓
保管する
↓
再び使用する

 
というサイクルが繰り返されます。

そのため、使用中だけでなく、充電場所やバッテリーの保管場所まで含めて火災対策を考えることが重要です。
 
消防庁も、安全な場所かつ目の届くところで充電すること、高温になる場所で使用・保管しないこと、異常を感じたら使用を中止することなどを呼びかけています。
 
特に、作業終了後に複数のバッテリーをまとめて充電するような運用をしている場合は、「どこで、どのように充電しているか」を一度確認してみるとよいでしょう。

 
 
 

電動工具のバッテリーから出火するケースも

消防庁が公表した令和7年中のリチウムイオン電池等から出火した火災の調査では、電動工具は出火件数が多い製品の3位となっています。
 
電動工具の出火原因としては、
 
■ 非純正バッテリーの使用
■ 充電方法の誤り
■ 高温下での使用・保管
■ 外部からの衝撃
■ 製品の欠陥
 
などが確認されています。
 
NITEも、電動工具用の非純正バッテリーパックに不具合があり、充電中に発火した事故の再現映像を公開しています。
 
つまり、工場でのLiB火災対策は、単に「充電中だけ気をつける」というものではありません。
 
どのバッテリーを使用するか、どのように扱うか、どこで充電・保管するか、異常があったときにどうするかまで含めて考える必要があります。
 
 
 

落とした・膨らんだ・熱くなったバッテリーを発見したら?

工場で使用しているバッテリーに、
 
■ 落下などで強い衝撃が加わった
■ バッテリーが膨らんでいる
■ 本体が変形している
■ 持てないほど熱くなっている
■ 異臭がする
■ パチパチと異音がする
■ 液体が漏れている
■ 充電や動作に異常がある
 
といった変化が見られた場合には注意が必要です。
 
消防庁は、このような異常を事故につながるサインとして挙げ、異変を感じた場合には直ちに使用・充電を中止するよう案内しています。
 
NITEも、落としたりぶつけたりして強い衝撃を与え、一部が変形している場合などには、充電・使用を中止し、販売店や製造・輸入事業者へ相談するよう注意喚起しています。 

製造現場では、作業者が異常を発見したときに判断に迷わないよう、
 
「使用を中止する基準」
「誰に報告するか」
「異常品をどのように取り扱うか」
 
などを社内ルールとして決めておくことも重要です。
 
 
 

もし工場でリチウムイオン電池が発火したら?


リチウムイオン電池から発煙・発火した場合、まず優先すべきなのは人の安全です。
 
消防庁は、製品が急に激しく燃え出した場合には周囲へ火災を知らせ、製品から離れて、自分と周囲の人の安全を最優先に確保するよう案内しています。そのうえで119番通報し、安全が確保できる状況であれば初期消火を行うとしています。
 
なお、消防庁が案内している消火器や大量の水による初期消火方法は、モバイルバッテリーなど小型のLiB使用製品を対象としたものです。
 
中・大型のバッテリーから出火した場合には、すぐにその場から離れるよう案内されています。
 
工場では火災が起きてから考えるのではなく、
 
・どの作業場所で発火する可能性があるか
・誰が119番通報するか
・誰が周囲へ知らせるか
・どの段階で避難するか
・初期対応用の器具をどこに配置するか
 
まで、施設の消防計画や社内ルールに沿って整理しておくことが重要です。
 
※リチウムイオン電池火災の消火方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
 
▶ 「リチウムイオン電池火災の消火方法に新たな選択肢が登場。消火器具『LionEX(ライオネックス)』とは?」
 
 
 

工場では「発火した後」の備えも考えておく

リチウムイオン電池火災への対策では、まず発火を防ぐことが基本です。
 
落下や衝撃を避ける、異常のあるバッテリーを使用しない、適切な場所で充電・保管する、リコール情報を確認するといった予防策が重要です。
 
一方で、製造現場では日常的にバッテリー搭載機器を使用するケースがあります。
 
そのため、「発火させないための対策」に加えて、「万が一発火した場合にどうするか」まで決めておくことも重要です。
 
必要な消防設備を適切に備えたうえで、リチウムイオン電池火災への初期対応を想定した器具を追加で準備するという方法もあります。

 
 
 

リチウムイオン電池火災に対応した消火器具「LionEX」

リチウムイオン電池火災に対応した消火器具LionEX
こうした工場でのリチウムイオン電池火災への備えとして選択肢のひとつとなるのが、消火器具「LionEX(ライオネックス)」です。
 
LionEX(ライオネックス)は、リチウムイオン電池火災への初期対応を想定した消火器具です。
 
特殊な液剤をバッテリーセルの隙間などに浸透させ、内部の熱源を冷却することを目的としており、
 
「急速冷却」
「バッテリー内部への浸透」
「再発火の抑制」
 
という特徴があります。
 
なお、LionEX(ライオネックス)は消防法上の「消火器」ではありません。
 
消防法などに基づいて必要となる消防設備の代わりではなく、必要な消防設備を備えたうえで、リチウムイオン電池火災への初期対応手段を追加するための消火器具という位置づけになります。
 
▶ LionEX(ライオネックス)の製品詳細はこちら

 
 
 

工場でLionEXの配置場所を検討するポイント

工場でLionEXの導入を検討する場合は、単に工場内の目立つ場所へ配置するのではなく、「リチウムイオン電池をどこで使用・充電・保管しているか」を起点に考えます。
 
例えば、
 
■ 電動工具などを使用する作業エリア
■ バッテリーの充電場所
■ 予備バッテリーの保管場所
■ 異常品を管理する場所
■ 防災・施設管理部門の周辺
などが検討対象として考えられます。
 
ただし、実際の配置場所や本数については、工場のレイアウト、使用する機器やバッテリーの種類・量、施設の消防計画などによって異なります。
 
まずは、
 
「どこでLiB搭載機器を使っているか」
「どこで充電・保管しているか」
「どこで落下や衝撃が起こり得るか」
「異常・発火を発見したとき誰が対応するか」
 
を整理し、初期対応の動線と合わせて検討することが重要です。
 
 
 

まとめ|製造工場ではLiBの「使用・充電・保管」まで火災対策を


製造工場では、電動工具をはじめ、さまざまなリチウムイオン電池搭載機器が使用されています。
 
特に製造現場では、使用中の落下や衝撃、充電、保管など、バッテリーの状態が変化する場面が日常の業務の中にあります。
 
まずは工場内のどこでリチウムイオン電池を使用しているのかを把握し、
 
■ 落下・衝撃を受けた場合の対応
■ 異常品を発見した場合の対応
■ 発火時の通報・避難・初期対応
■ 初期対応に使用する器具の配置
 
まで事前に考えておくことが、万が一の火災への備えにつながります。
 
株式会社斎藤英次商店では、リチウムイオン電池火災への初期対応を想定した消火器具「LionEX(ライオネックス)」を法人向けに取り扱っています。
 
製造工場でリチウムイオン電池火災への備えをご検討の企業様は、お気軽にご相談ください。
 
▶ LionEX(ライオネックス)の詳細・申込はこちら

 
 
 

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