【紙リサイクル×伝統工芸】高崎だるま工房見学

群馬県の高崎だるま工房を見学してきました!
きっかけ
高崎だるまの工房を見学させていただくことになったきっかけは、
弊社へ「原料を購入したい」とお問い合わせをいただいたことでした。

皆様は、紙製の卵パックを見たことがありますか?
実は、その卵パックがだるまの原料になるそうです!
まさかだるまが古紙からできていると思わなかったため、お話を聞いたときは驚きました。
ちなみに、卵パックに関するブログをご覧いただいたことが、お問い合わせのきっかけになったとのこと。
ブログを通して新しいご縁につながったことも、とても嬉しく感じました!
きっかけのブログはこちら☞『紙製卵パックって古紙として捨てられるの?』
高崎だるまの製作工程
だるまの製作工程は、「成型 → 乾燥 → 台座付け → 色付け → 顔描写 → 完成」という流れで進んでいきます。
個人的に面白く感じた点を紹介いたします!
■ 成型 ■
まず驚いたのが成型工程です。
紙を溶かした液体の中に型を沈めて引き上げ、余分なパルプを抜くことで、だるまの形が作られていました。

軽く乾燥させた状態のものを実際に触らせていただいたのですが、少し湿っていて温かく、
それでいて想像以上にしっかりしていました。
製造工程の最初の部分はどこか製紙工場に似ていて、
紙のリサイクルがこうした伝統工芸につながっていることに不思議な感覚がありました。

■ 乾燥 ■
成型後は、ビニールハウスで完全に乾燥させます。
大小さまざまなだるまが並べられていて、圧巻でした。
工房には手のひらサイズから腰ほどの高さがある75cmサイズまでさまざまな型がありました。
型の種類は全部で20種類あるそうです。
また、高崎だるまの地域には約50店舗の工房があるそうですが、成型から作成している工房はわずか6店舗しかないそうです。
どの工房も最初から最後まで作っていると思っていたため、とても驚きました!
■ 色付け・顔描写 ■
そして最後は顔描写です。
なんと、顔はすべて手描き。
一つひとつ筆で描かれていました!
迷いなくすらすらと描き上げられていく様子は本当にすごく、思わず見入ってしまいました。
工房には完成しただるまもたくさん並んでおり、中には干支をモチーフにしたものがありました。

すべて基本の形は同じなのに、色使いや表情によって、
「かっこいい」「かわいい」など全く違う雰囲気になっていて、とても印象的です。
工房ごとの個性は、こうした色味や顔の描き方に表れているかなと思いました。
機械が使われているのは、成型と乾燥の一部のみ。
それ以降は、人の手によって丁寧に作られています。
大量生産ではなく、” 手仕事 ” として受け継がれていることを実感しました。
歴史と地域とのつながり
工房を訪れて特に感じたのは、「だるま」が地域にとても根付いているということです。
街中ではだるまという言葉をたくさん見かけました。
土地名ではないのに、地域全体に自然と溶け込んでいます。
中でも印象に残っているのは「だるま歯科」です。
生活の中に自然に“だるま”文化が存在していて、地域と伝統工芸のつながりの深さを感じました。

見学して感じたこと
もともと日本文化が好きで会社の研修で歌舞伎を観に行ったこともあり、伝統文化に触れる機会があるたびに面白さを感じます。
そんな日本文化のひとつであるだるまに「紙のリサイクル」という形で関わることができるとは思っていませんでした。
製造工程の最初が製紙工場と似ていたこともあり、
自分たちの仕事が伝統工芸につながっていることを実感できて、とても嬉しかったです。
また、工房の皆様には、素人の私たちにも本当に丁寧に説明していただき、多くの学びを得ることができました。
今回の見学を通して「まだ知らない紙の活用方法やつながりが世の中にはたくさんあるんだな」と感じました。
これからも知見を広げながら、さまざまな形で紙やリサイクルに関わっていけたらと思います!
見学させていただいたのは、ユアサ工芸様です。
本当にありがとうございました!

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