GXとは? カーボンニュートラル×廃棄物回収に挑んだ斎藤英次商店が目指す環境価値

脱炭素という言葉がビジネスの世界で当たり前に語られるようになった今、企業は自社単独の努力だけではなく、サプライチェーン全体での環境負荷削減 が求められています。
その中で、私たち斎藤英次商店は、廃棄物回収・資源循環の専門企業として、「カーボンニュートラル×廃棄物回収」を掛け合わせた新しい価値づくりに挑戦しました。
本記事では、
・GXとは何か
・カーボンニュートラルとは何か
・廃棄物回収がなぜGXの中心になるのか
・当社が提供する“カーボンニュートラル段ボール原料”とは何か
これらを解説し、斎藤英次商店が描く「これからの資源循環の姿」をお伝えします。
なお、当社の脱炭素やGXについては、こちらの記事でも紹介しています。
▶【参考】脱炭素に関する当社の取り組みをお知らせします
GXとは何か? なぜ今GXが必要なのか
GX(グリーントランスフォーメーション)とは、エネルギー・産業構造・サプライチェーン全体を再設計し、環境負荷を低減しながら経済成長を実現する変革のことを指します。
ポイントは「環境対応=コスト」ではなく「環境対応=競争力の源泉」に変わるという考え方です。
GXが必要とされる理由は以下の通りです。
・気候変動リスクにより企業の存続が脅かされている
・取引先からの ESG/脱炭素要求が急速に強まっている
・消費者の購買基準が「環境配慮」へ移行している
・CO₂排出量が評価基準となる市場構造に変わった
・カーボンプライシング(炭素税)が当たり前になる未来に備える必要
つまりGXは大企業だけでなく、すべての企業に関わる“価値づくりの変革”です。
カーボンニュートラルとは何か?
カーボンニュートラルとは、企業や製品のライフサイクルで排出されるCO₂を最小化し、残りを吸収・削減活動で相殺し、実質的にゼロにすることを指します。
重要なのは、ただオフセット(相殺)すればよいのではなくまず排出量そのものを可能な限り削減することです。
カーボンニュートラルは、
・企業価値向上
・脱炭素調達(取引要件)
・ESG投資
・グリーン認証
などに影響し、企業の競争力を左右する取り組みへ進化しています。
なぜ廃棄物回収がGXと深く関係するのか
「廃棄物はリサイクルすれば環境に良い」この認識は正しいものの、実は廃棄物リサイクルプロセスには多くのCO₂が関わっています。
ここでは、廃棄物のなかでも専ら物として扱われる古紙を例に解説します。企業から排出される古紙の回収は斎藤英次商店が最も得意とする分野です。
古紙回収の世界では、
・回収車両が走行する
・回収した古紙をリサイクルセンターに降ろす
・圧縮機でプレスする
・プレスした古紙を積む
・製紙工場へ輸送する
・原料として再加工する
という多段階プロセスでエネルギーが使われています。
つまり、“紙を回収すれば環境に良い”ではなく、“回収から再生までのCO₂排出を最小化してこそ、本当の環境価値”となるわけです。
古紙回収は資源循環の“起点”。この段階こそ、GXの本丸といえるほど重要なのです。
そして斎藤英次商店が挑んだ「カーボンニュートラル×古紙回収」は2024年10月、正式に『カーボンニュートラル回収』としてリリースされました。
▶【参考】カーボンニュートラル回収のプレスリリース

斎藤英次商店のカーボンニュートラル回収
古紙回収のスキームから生まれた『カーボンニュートラル回収』は、いまでは古紙だけではなく、斎藤英次商店が行う廃棄物回収の全てに適用されます。すなわち斎藤英次商店が回収する=カーボンニュートラルとなるのです。産業廃棄物収集運搬、機密文書回収溶解処理、パソコン無料回収など、あらゆる回収サービスにおいてカーボンニュートラルが実現されGXを推進しています。
・産業廃棄物収集運搬(カーボンニュートラル回収)
・パソコン無料回収(カーボンニュートラル回収)
・機密文書溶解処理(カーボンニュートラル回収)
・リチウムイオン電池(カーボンニュートラル回収)
・塩ビ管(カーボンニュートラル回収)
その他の廃棄物におけるカーボンニュートラル回収についてもお問い合わせください。
▶ お問い合わせ先はこちら
GX検定事例として紹介されました
斎藤英次商店では社員のGX検定を推奨しています。GX検定とは、環境省が定める「脱炭素アドバイザー」の資格認定制度に対応しており、習熟度に応じて「ベーシック」「アドバンスト」「スペシャリスト」「BIZ」といった複数のレベルが用意されています。当社は2025年に複数名がGX検定を受けており、その事例として紹介されました。
▶ GX検定事例:斎藤英次商店
カーボンニュートラル段ボール原料とは何か?
当社は段ボール製品の製造は行っていません。斎藤英次商店が供給するのは、カーボンニュートラル段ボール原料です。つまり、製紙会社が段ボールを製造する際に使う“古紙由来の再生原料”を、カーボンニュートラル仕様で供給しています。
古紙回収〜選別〜圧縮〜運搬までのCO₂排出量を最小化し、必要に応じてカーボンクレジットで相殺した、実質CO₂排出量ゼロの段ボール原料です。これを製紙工場に納入し、そこから段ボール原紙へと生まれ変わっていく循環になります。
◆CO₂排出削減
当社のパッカー車で効率よく回収し、不要な走行を避けることでCO₂排出量を削減します。また、ドライバーのエコドライブもそれに貢献しています。
◆再エネ利用
フォークリフトの電動化やリサイクルステーション屋根の太陽光パネル設置、購入電力も再生可能エネルギープランにするなどしてカーボンニュートラルに近づけます。
◆J-クレジットでの相殺
ゼロにできなかったCO₂排出量については、J-クレジットで相殺します。
※J-クレジット制度とは、経済産業省・環境省・農林水産省の3省が共同で運営する、日本の温室効果ガス削減・吸収量の認証制度です。国内で実現したCO₂などの排出削減量や吸収量を「クレジット」として認証し、企業間で売買できる仕組みです。
▶ カーボンニュートラル段ボールの詳細
【お客様企業が得られるメリット】
カーボンニュートラル段ボール原料の導入は企業の価値向上につながります。
・ESG/SDGs への取り組み強化
・Scope3削減の実績として報告可能
・脱炭素調達(グリーン調達)に対応
・カーボンニュートラル製品への展開
・消費者からの評価向上

斎藤英次商店が描く未来の資源循環
私たちがGXに取り組むのは、未来の資源循環の姿を変えるためです。
“廃棄物”ではなく“環境価値”を扱う会社へ
廃棄物は環境負荷を減らすための“価値ある資源”になり得る。その価値を最大化するのが当社の役割です。
サプライチェーン全体で環境価値を共有する未来へ
製紙会社、加工会社、物流、消費者。すべてがつながり、循環を最適化する世界。その起点に、私たちが存在する未来を目指しています。
なぜ斎藤英次商店はGXに本気なのか
1.古紙回収の現場から排出を減らす余地が見えるから
2.お客様企業の環境価値向上に貢献できるから
3.リサイクル業界を持続可能にする責任があるから
4.カーボンニュートラル段ボール原料を通じて、未来の資源循環をつくれるから
GXは未来の競争力です。そして廃棄物回収はGXの中心にある産業です。
斎藤英次商店は、廃棄物回収のプロフェッショナルとして、持続可能な社会の実現に貢献し続けます。

VISION2046
Zero Waste 廃棄物のない社会を目指して
私たちは、世界規模の資源循環をにないます。
そのために、誰でも簡単に楽しくリサイクルできるようにします。
Zero Carbon 温室効果ガスを排出しない社会を目指して
私たちは、脱炭素型の資源循環ビジネスモデルを創造します。
そのために、デジタル技術や再生可能エネルギーを活用します。