鹿児島県知覧での社内研修レポート~富屋旅館・平和記念会館~
はじめに
こんにちは皆さん、斎藤英次商店マーケティングチームです。
先日、私を含む斎藤英次商店の社員10名で、鹿児島で行われたザメディアジョン様主催の知覧研修に参加してきました。
知覧とは戦時中、特攻基地としての役割があった大刀洗陸軍学校知覧分校が設置されていた町だったそうで、戦争の悲惨な歴史や平和の尊さを学ぶことができる、重要な場所になっています。
そんな「知覧研修」で学んだ経験について、少しご報告したいと思います。
戦争の記憶をたどって
今回の研修では戦時中の基地や記念館など、様々な箇所を巡りましたが、私がその中でも印象に残った場所を2点ご紹介いたします。
1つ目は、私たちが宿泊した「富屋旅館」です。
富屋旅館の前身となる富屋食堂は、陸軍の指定食堂であったといいます。そこを切り盛りしていた鳥濱トメさんは、隊員たちに対してわが子のように親身に接し、いつしか「おかあさん」と呼ばれるようになったそうです。
そのトメさんは、戦後に「富屋旅館」を開業。隊員たちのご遺族が知覧に訪れた際に、身を寄せる場所を作りたいという気持ちではじめたそうです。
旅館内はとても落ち着いていて、旅館の従業員の方々は丁寧なおもてなしをしていただきました。
トメさんが語り継いできた戦時中の様子もお話していただき、大変学びになりました。
2つ目は、平和記念会館です。
ここでは、特攻作戦に参加された方の遺品や手紙などの資料が展示してありました。
もっとも印象的だったのは、特攻隊員ひとりひとりの遺影と遺書が展示されている場所です。それらを通じて、彼らが若いながらも国家のために命をささげたこと、その背後にあった悲しい葛藤を垣間見えました。
展示品には、作戦に使用された戦闘機などもあり、戦争の規模の大きさを実際に感じることが出来ました。
館内は、撮影禁止の箇所もありますので、もし平和記念館を訪れる際は、館内表示にしたって撮影をお願いいたします。
最後に
この研修を通じて、戦争の悲惨さを再認識するとともに、平和のためにできることを考えるきっかけになりました。今後も平和に暮らせているという当たり前の大切さを忘れずに、自分に今できることを全力で行っていきたいと思いました。
皆さんも、戦争と平和について一度じっくり考えてみてください。