古紙は日本だけでなく、世界を巡っています
はじめに
皆さんこんにちは、斎藤英次商店のマーケティングチームです。
当社は古紙問屋として、市場にある古紙を回収し製紙会社に卸すという事業を行っています。その中には、国内だけでなく海外の企業も含まれており、そのような企業に販売するために古紙をコンテナに積んで、港から輸出しています。
本日は、そもそもなぜ古紙を輸出するのか?どんな古紙を輸出しているのかをブログの中で紹介していこうと思います。
古紙の輸出ってなぜするの?
そもそもなぜ古紙を輸出するのでしょうか?
古紙再生促進センターによると、日本の古紙回収率81.7%で世界平均を大きく上回っており、そのような背景から今現在の日本では消費量よりも回収量が多くなっているため、海外に輸出し、世界の紙リサイクルへと貢献しているとのことです。
日本の紙リサイクルが世界に比べて進んでいるからこそ、海外に輸出する余裕があるということです。
どんな古紙を輸出している?
これまで、「古紙」というワードが登場しましたが、古紙といっても段ボールだったり、雑誌だったり、新聞だったり様々あります。
そんな古紙の種類の中で聞きなれない古紙の一つに「残紙」というものがあります。
ネット検索などで調べてみると「印刷製品の製造過程で、どうしても余ってしまう紙」という解説がでてくることが多いです。
しかし、当社がいう「残紙」は、こちらのパレットに積まれているものを指します。
この写真だとわかりにくいですが、この積まれているものは新聞紙です。
といっても、ただの新聞紙とは少し違い、新聞社から販売店に送付された新聞紙の中で、様々な事情で読者に配られなかった、未使用の新聞紙のことを「残紙」というのです。
この集めた残紙を、コンテナに積めて出荷することで、輸出しています。
古紙は世界を回っている
このように、紙資源は日本国内だけでなく、全世界を循環しているのです。
もしかしたら、あなたのおうちにあるその紙は世界を旅してきた紙かもしれません。
私たちは、紙資源がこうして世界を循環できるように、燃えるゴミとしてではなく、分別して資源としてリサイクルすることが大切です。
当社では、多くの方が紙や古着をリサイクルできるように24時間365日いつでも紙資源・古着を受け入れている回収BOXを各拠点(本社を除く)に設置しており、スーパーやホームセンターなど、日常生活で訪れる場所にも設置しています。
ぜひこれらを利用して、紙のリサイクルへのご協力をよろしくお願いいたします。
当社が設置している回収BOXの情報はこちら