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絵画ボッティチェリ《春》で解説!3Rって結局なに?

大人のecoアカデミー(ルネサンス絵画編)

 

お世話になっております。

㈱斎藤英次商店マーケティングチームです。

 

今回は、筆者の大学時代の専門分野を生かし、

「3Rって結局なにか?」という疑問を、有名な絵画の一場面を借りてご説明したいと思います!

 

今回協力していただくのは、上の画像の作品!

作品情報:《春(プリマヴェーラ)》ボッティチェリ作/ウフィツィ美術館蔵

 

ルネサンス期の非常に有名な作品なので、見たことのある方も多いのでは?

諸説ありますが、ざっくり説明すると「画面右奥の西風ゼピュロスがニンフのクロリスを誘拐してその後結婚し、

クロリスは女神フローラに変身する。」という情景が描かれています。

 

また、春の季節の移り変わりを描いたものという説もあるようです。

画面右端の西風ゼピュロスが春を告げる風で花々を育て、

春の盛りを画面中央で女神ヴィーナスが司り、

画面左端のマーキュリーが夏にむけて杖で雲を払っている、

という形で右から左に季節が進みます。

(学生時代にかじった知識なのでうろ覚えだったら申し訳ありません…)

 

作品の制作背景・技法・主題など、お話ししたいことは沢山ありますが、

今回はぐっとこらえて、3Rの説明を手伝っていただきましょう。

なお、今回の企画はあくまで「絵画を使って3Rを印象的にお伝えする」ものであり、

実際の絵画の解釈には一切関係ありませんので、ご了承ください!

 

というわけで、さっそく図説してみました。

正直、このままだと意味不明ですよね…

という訳で、以下に時系列に沿って解説(絵解き)していきます!

 

まず、私たちの使っている物が手元に届くまでの流れ

ここでの私たちとは、中央にいる「ヴィーナス(消費者)」です。

ヴィーナスの右側、西風のゼピュロスはありのままの自然のメタファー。

そこから資源(クロリス=精霊・精髄)が精製され、

人々にとって口当たりの良い姿の製品(フローラ=花)へ加工されて市場に出回ります。

この【消費者⇐製品⇐資源⇐自然】の流れは、「動脈物流」などと呼ばれたりします。

 

そして消費者(ヴィーナス)である我々を挟み、左側が物を手放す際の流れ

こちらは動脈物流に対して「静脈物流」とも呼ばれます。

ここで登場する「ものの手放し方の類型」が今回のテーマ【3R】です。

絵の中では踊る三美神で表現してみました。

 

リデュース(Reduce)=発生抑制

そもそもゴミを発生させないことで、廃棄されるもの自体を減らす。

食べ残しをしない、ecoバックを持ち歩きビニール袋を貰わないなど。

 

リユース(Reuse)=再使用

同じものを繰り返し使うことで、廃棄の機会を少なくする。

不要になったものを寄付したり、フリマアプリやリサイクルショップを利用して手放すなど、お金に還元することも可能。

 

リサイクル(Recycle)=再生利用

素材を砕いたり溶かしたりして原料(資源)の状態に戻し、その原料を使って再び製品を作る。

古紙の他、空き缶・ペットボトル・ガラス瓶などが代表的。

多くの場合、リサイクルを重ねるほど再生できる資源の質は落ちていくので、できる回数や品目には限度があるのが現状。

 

この3つには優先順位があり、

基本的に図説上部の「白い枠の幅が狭い方」が環境負荷は少ないです。

【優先順位:リデュース(発生抑制)>リユース(再使用)>リサイクル(再生使用)】

 

これは、それぞれの工程の間が開けば開くほど、

物の輸送や再生するのに必要なエネルギー量・作業工程などが多くなるためです。

本を古本として次に読む人に渡すのと、

本を一度溶かして紙の状態に戻しそこから新しい本を印刷して販売するのとでは、

必要なエネルギーや作業量が大きく異なりますよね。

 

つまり、この図説で言うと右側(ヴィーナス寄り)の活動の方が、

環境にやさしい物の手放し方、ということになります。

また、最近は「リペア(修理)」「レンタル(借りる)」など、

3Rに留まらず様々なものを長く使う取り組みが行われるようになりました。(図説では上部キューピッド部分)

 

絵の一番左端にある「処分」に至ってしまったものは、もう戻ってくることはできません。

だからこそ、できるだけ我々消費者(ヴィーナスの位置)が自分に近い場所で、

できるアクションを実行していく必要がある、ということでしょう。

 


 

さて、いかがでしたでしょうか・・・

長々と書いてしまいましたが、今回の投稿でこれまで3Rに関心を持っていなかった方も、

少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

当社はこれまで、【処分】に至る前の最後のゲートキーパーとして、

リサイクル事業を推進してきました。

しかし、上記の流れの中では、リサイクルの優先順位は最も下であることも事実です。

 

そのため、当社でも少しずつ、

まだ使える物はそのままの形でリユースできるようにする販売方法を模索しています。

現在は、古本・古着などの販売を開始しておりますが、

今後はリユースできる品目や販売先をさらに増やし、より多くのものがより長く活躍できる持続可能な未来の礎になりたいと思います。

 

もし販売のパートナーになっていただける方は、是非以下リンクよりお気軽にご連絡ください!

(古本以外のお問合せも下記専用ページの問い合わせフォームより受付可能です)

 

 

古本販売の詳細はこちら

 ▶ https://saitoeijicojp.wixsite.com/reuse-partners

 

*作品認識にずれが無いか確認に使わせていただきました

参考文献:Artpedia アートペディア/近代美術の百科事典

https://artpedia.asia/primavera/

 

*画像出典

サンドロ・ボッティチェッリ《プリマヴェーラ》(1480年頃) ※パブリックドメイン

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Botticelli-primavera.jpg?uselang=ja/

 


 

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